October 23, 2003

News】 ああ無情

ちと古いが、面白かったのがこのニュース。

<オフィスヒラカワ>自社ソフトの不正使用に懸賞金
太っ腹なことに、クラックできたら150万円あげる!!と宣言をしたのです。
このソフトはPOSシステム構築ソフトであり、クラックされて機能的に問題があるわけではありません。体験版がダウンロードできるので、不正使用防止用プロテクトがかかっているわけです。クラックされると儲けが出ない、ってことだね。しかしこんな懸賞金をかけるほどですから、よほどの自信があったのでしょう・・・社長は引き気味だった模様ですが、開発担当者の熱意に押され決断。これを機に知名度を上げ、東京進出(オフィスヒラカワは沖縄)をねらったのです。

しかし結果(10/20)は・・・募集開始前に2ちゃんねらーが解いてしまいました。しかもクラッキング法まで解説する本格派。DLするのもバイナリエディタでいぢるのも面倒だし、POSシステムなんて一般人はいらないので試してませんが、どうやらいける模様。なんとまぁスゴイものです。募集要項に沿って提出すれば、誰でも合格らしいので、小金稼ぎでもどうですか?ってカナリの人がやってると思いますがね。

・・・もし1万人くらい申し込んだらどうなるんだろうねぇ?正解者全員で分割するらしいのですが、1万人だと一人頭150円。まじめに振込みをすると、オフィスヒラカワは懸賞金以上の振り込み手数料を取られるんでは?まぁ自業自得といってしまえばそれまでですがね。

ちなみに最初に解析を完了した(公開したのが最初)、>>26氏は懸賞金をEFFに寄付することを望んでいます。なかなかできることではありません。出来た男(仮)です。彼曰く、結局このクラッキングは難易度低めだったらしいです。もちろん俺にはわかりませんが。あの担当者の自信はどこから来ていたのか・・・この情報社会ですから、沖縄が遠いからといって情報が手に入れにくいとは思わないですがねぇ。ご愁傷様です。

結局、知名度はアホほど上がったと思われますが、販売情報を管理するPOSシステムソフトが簡単にクラッキングされ、会社の信用度は地に落ちてしまいましたね。他人事なので言える事ですが、これにこりずチャレンジを続けていってほしいものです。

Posted by syzoo at 12:17 AM | Comments (0)