November 30, 2003

Sports】 マリノス完全優勝!!

混戦を極めたJリーグ2ndステージも遂に終了!

史上初、4チームが優勝の可能性を残して最終節に臨み、各チームが熱戦を繰り広げていたようです。俺はNHKで磐田VS横浜の試合(共に優勝の可能性を残しての直接対決)を観てましたが、素晴らしい試合でした。もちろん欧州リーグと比べたら一つ一つのプレーに差はありましたが、優勝への”気持ち”が前面に押し出された好ゲームでした。


前半開始直後、パスカットとブロックの判断ミスでグラウがフリーになり磐田が先制。

そして前半20分あたり、GKのフィードをグラウが妨害し、キレた横浜GK榎本がグラウへチャージ!一発レッド・・・荒れ荒れです。70分ほどを残して10人になってしまう横浜。しかも1点ビハインド。ワールドユースへの参加を遅らせて日本に残った榎本だったが、その若さが横浜を窮地に陥れる結果になってしまった。ピッチを去るときに事の重大さに気付いた榎本が泣き崩れていたのが印象的でした。

一人多くなった磐田だが、いつもの華麗なパスワークは見られず、逆に一人少ない横浜がゲームを支配しだす。人数は少なくなったが、横浜左SBのドゥトラが最終ラインから最前線まで驚異的な運動量を見せて攻守の人数差をカバーし、中盤では奥、遠藤の縦のラインが機能。攻撃時はキープすることで後ろの押し上げを待ち、守備時には磐田の攻撃を確実に遅らせてカウンターを許さない。

両チーム見せ場は作るが、横浜は久保、磐田はグラウがポストに嫌われ1−0のまま前半終了。

さいたまスタジアムでの鹿島VS浦和は2−0で2位鹿島がリード。このままなら、磐田が引き分け以下なら鹿島の優勝となる。

後半が始まっても、ゲームを支配するのは横浜。前半は中央にいた松田が右の中澤とポジションチェンジを繰り返して双方のスタミナを均等に保つ。双方が日本代表経験を持つDFであり、システムも機能している横浜は的確にボールを奪い、カウンターへと移る。

後半5分、CK後の混戦からマルキーニョスが頭で押し込み、同点。しかし順位上の磐田の優位は変わらない。

両チームが交代を行い、ゲームの流れを変えようとするが中々試合は動かない。時折磐田に華麗なパスワークが見られるようになったが、ゴールには近づけず周りを回すのみ。それでも後ろから福西、服部のロングシュートなどで横浜の守備ラインへプレッシャーを与えつづける。

決定的な場面はあまり見られないまま、後半ロスタイムへ。ロスタイムは3分。ここでドラゴンが舞う。横浜中盤からのロングパス、しかし精度は低く、ペナルティエリア手前で弾む。磐田DFが体を入れており、GKへ頭でボールを戻す。いや、戻そうとしたが後ろから走りこんだ久保が飛び込み、ヘディング。ボールはバックパスを受けようと前に出た磐田GKを嘲笑うかのようにゴールマウスへ。2−1。

磐田は中山を投入して打開を図るが、残り2分程度ではなにもできずゲーム終了。
横浜は磐田を勝ち点で上回り、磐田の2ndステージ優勝の夢もとだえる。しかし横浜の優勝は決まらない。横浜が優勝するには鹿島が引き分け以下である必要がある。横浜でのゲーム終了時、その鹿島がゲーム中のさいたまスタジアムでは浦和が2点のビハインドを追いつき、2−2となったロスタイム。そしてゲーム終了。

歓喜に包まれる横浜スタジアム。前半終了時では予想できなかった幕切れである。結果は、去年の磐田に続いて横浜がJリーグ史上2度目の1st2ndの両ステージ優勝。これは偉業です。15戦しかない短期リーグの両方を制するには、運を含め全ての要素がそろう必要があるから。故障もするし、コンディションは整えないといけないし。

終了後の喧騒の中、やはり印象に残ったのは榎本。スタッフにピッチへ連れてこられた様だが、ずっと泣いていた。そりゃそうだよなぁ。これで負けてたら確実に戦犯だし。若い彼には深い傷を残していたことでしょう。更にはワールドユースにも影響が少なからず出たでしょうなぁ。いろんな意味で勝ってよかったです。

なんかグダグダ書いてるだけだなぁ・・・まぁ疲れたから終了。


えーと、俺は横浜ファンでは無い。

Posted by syzoo at November 30, 2003 01:44 AM
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